北の宿
黄昏時な冬の午後
五限もあった気がするが 帰るにゃ少し早すぎる
坂をてくてく下りながら
信号渡ってふらふらと 気が付けば
絵に描いた様な雑居ビル
ちょっと覗いて見てみるか
やっぱりか
「なんでいるんだよ!」 てんでバラバラ、いつもの会話
「いつからいたの?」
見渡す限り、小汚い
ソファの上の、こんもり毛布
「寝てんだろ。」
ひと声ごとにトーンは下がり、 「さ、やるか。」 当然のように、「野郎」が来た
「揃っちゃったな。」 こんな時だけ、手際がいい
「ジュース買ってくる。」
帰りが早いはずだったのに、 おばちゃん、目覚めて 「あら、いたの。」 俺らが寝るのは、いつになる・・
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